真人間を目指すためのログ

その日したこと、観たもの、読んだもの等の記録

(2019/09/05)

今日はオートバイで夕方のポタリングをしてみました。山のほうの地域で、割と自分の定番のポタリング場所なのですが大きい道路からちょっと丘の方にそれてみたら面白い場所がありました。廃墟となった数階建ての建物、エホバの証人の王国会館、割烹旅館に古い商店、数階建ての市営住宅、まだ作っている最中の何に使うのかわからない新しい公民館のような建物……こういったなんでもない場所を探索するのは本当に好きで、そうした場所に行くと私はインスピレーションと物語を感じるのです。特に小高い丘になっている地域ですね。これは「耳をすませば」からの影響が大きいです。

さて、トポフィリア(Topophilia)という言葉を聞いたことがありますでしょうか。イフー・トゥアンによる造語で、「場所への愛」という意味です。トゥアンの本はまだ読んでいないのですが、私のなかではこの「場所への愛」という感情はずっとあって、割と自分のなかの根源的な感覚なのです。「場所への愛」と改めていうとちょっと掴みづらいかもしれませんが、それなりに日常的な感覚でもあるはずです。書店が好きとか、美術館が好きとか、カフェにいると落ち着くとかですね。地形や風景もこれに含まれています。旅行にしたって、未知の場所への興味という面は大きいでしょう。そのように、「場所」としての世界への愛着、憧憬がずっとあるのですが、これは自分のなかで「ファンタジー」の感覚なのです。それで私が今出している小説なんかでも「場所」への興味という面が強く出ていて、トポフィリアンに大変おすすめの内容になっているわけです(宣伝)。そうした「場所」愛的にこだわりのある小説というのはあまりなく、自分で作るしかないなと思ったわけですね(これは定義が難しいのですが、あくまで自分の基準でです)。「ファンタジー」小説、例えばトールキンがそうかというと、私にとってはやはり違うのですね。トールキンは世界を創造すること、「地理」に重点が置かれていて、私はトールキンよりも、ミヒャエル・エンデの影響を強く受けています。あとアニメーションですが、ご当地アニメ的な作品に興味が向きますね。あと強く影響を受けたものとして、RPGゲームや「ゆめにっき」があります。といったことをずっと考えながら走っていたのですが、やはり考えていたことを文章にまとめようとすると難しいものですね。わかってはいますが。いくらでも話が広がってしまうのでここらで終わります。

 

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写真じゃ感覚は伝わらないんだよなあ……