真人間を目指すためのログ

その日したこと、観たもの、読んだもの等の記録

(2019/12/08)

ツタヤの映画ジャンルのガバ判定。『ぼくのエリ 200歳の少女』はラブストーリの棚にある。フィルマークスはと思って確認してみたらジャンルは「恋愛」だけになっていた。うーん……どう観てもホラーに入れるべき映画だと思われるのだが……IMDbを確認したらジャンルは Drama, Horror, Romanceとなっていた。日本のは内容紹介にラブストーリーとあるのを無批判に踏襲しているのだろうか。(そもそもこれ、邦題もひどいが)ラブストーリーと宣伝しないと人が入らなかったりするのだろうか。

キム・ギドク監督の『春夏秋冬そして春』本来のレイティングはR15+のようだが何故かジャケットに無修正版と表記されそれっぽい画が載せられたためにツタヤではタイトルが春夏秋冬そして春<無修正版>となり※18歳未満アクセス禁止となって洋画エロティックの棚に入れられることになった。エマニエル夫人とかと同じところだ。エマニエル夫人だって18歳未満アクセス禁止なんかにはなっていないのだが。これがR18なら同じキム・ギドク監督の『サマリア』はどーなる(サマリアもレイティングはR15+だった)。ちなみに内容は修正も無修正もなにもない。いい映画です。最後にアリラン(朝鮮民謡)が流れたりしてその部分はなんとなく寺山修司の感じがある。
サマリア』もよかった。これは援助交際の話なのだが韓国の社会事情ってどうなってるんだろうか。製作は2004年だがやはり本邦の90年代と同じように援助交際が社会問題化したのだろうか。映画を観ているとどうしてもその国の社会事情について思わざるを得ないところがある。

アメリカ映画に疲れてきたのでそろそろまた変わった映画を観たいということで宮台真司の映画評論本『「世界」はそもそもデタラメである』を参考に観ていこうかと思う(ただここで上げられているのは近所のツタヤに置いてないタイトルも多いんだけど)。