真人間を目指すためのログ

その日したこと、観たもの、読んだもの等の記録

(2020/08/07)

 出かける準備のためにメインバイクの整備をしていたら、疲れました。駆動系のVベルトが20000km走行で交換時期が来たのでそれの交換と、今の総走行距離が62000kmくらいなのでそろそろクラッチ一式を交換せねばならんとあとついでにセンタースプリングも換えようと、ようするに駆動系全般のリフレッシュです。面倒なのでできればしたくない作業ではあります。というのはクランクケースを外すのがちょっと大変で、原付2種クラスのPCX(PCX150)のときは楽だったのですがビッグスクーターのこれは駆動系のクランクケースがでかく、なかなか外れなくいつも苦労するのです。方法としてはまず走行して温めて熱を持たせ、クレ556をかけ後方からマイナスドライバーでこそぐようにはぎます。なるべく傷をつけないように布を当ててするのですが、プロはもっと上手な方法があるのかもしれません。あとプーリーを外すのがまたちょっと大変で、ユニバーサルホルダーという道具を使うのですがこれもビッグスクだと長さが足りず地面との距離があいてしまうため、木の板を三枚を置いてそれから足で動かないように固定しました。インパクトレンチを持っているためそれを使えば外すのは一発で簡単なのですが、インパクトレンチは強力な力を加えるためもしクランクシャフトのスプラインを傷つけたりシャフトがわずかでも曲がったりしたら最悪なことになるためなるべく使わない方がいいとのことで、今回はスピンナハンドルというファイナルファイトに出てくる武器みたいなものを買って外しました。あと今回はクラッチも交換するのでそちらも外す必要があり、こちらはスプラインに直に接しているわけではないのでインパクトレンチを使ってしまいましたが、曲がってしまうことを考えるとやはり使わない方がいいかもしれません。なおクラッチの外側にあるクラッチアウターは焼き色で全体が真っ青になっていて、クラッチを外したときに黒いごみが大量に落ちたのでなにか削れている気がしますが、実害はそれほどないので気にしないことにしました。クラッチもそれほどすり減ってなくまだまだ使えそうでしたが、スプリングがヘタっている可能性もありますし交換したほうがいいです。Vベルトは20000km毎に交換とはいうけれど見るといつもまだまだ使えそうでビグスクのは丈夫なので30000kmでもいいんじゃないかと思いますが、まあ今回は一式換えるのでもちろん換えたほうがいいでしょう。ということで駆動系のパーツを外したところで疲れたので今日は終わりにしました。素人の整備ですが一応役に立つこともあるのかなと前にバイクブログを作りそこで情報を公開しようとしましたが、面倒なので更新してなくここに書いてしまいました。なにが面倒かって作業中にいちいち写真を取りながらわかりやすいように解説するように書かなければならないのが面倒なのです。検索でやって来てくれる方がいるのかどうかわかりませんが、車種はマジェスティ(4D9)です。
 今はODOメーター62000kmくらいで車だとまだまだですが二輪車だとかなり過走行の部類に入ります。自分が買ったときは24000kmくらいだったので走ったのは4万キロくらいで、今年で4年目なので一年1万キロと思ったよりは走ってない感じですね。10万キロはただの通過点だと思っているので、でもこのペースだとまだまだ先になりそうです。10万キロでエンジンのオーバーホールをしたほうがいいという人もいますが、不具合が出ない限りはするものではないと思っています。よほど出力が落ちない限りはする必要はなく、それよりも距離を走っていくと他の部分たとえば今回のクラッチやタイヤのベアリングなど細かいところで換えなければならない箇所が出てきます。2017年で廃盤になってしまった車種のため今後も無事にパーツが供給されるのかが少し心配ですが(たいして売れもしないのにヤマハさんは2007年からよく10年間も作り続けてくれたと思います)、乗り換えようにも後継車がないのです。原付2種の人気が波及したのか250ccクラスでもヤマハはXMAXにホンダは新型フォルツァと、かつてのブームが去ったあとまたこのクラスのスクーターを作るようになりました。それはいいことなのですがだけどこれらはグローバルモデルで、主に欧州で販売するためのものなのですね。ブーム後期のビッグスクーターガラパゴス化して装備が豪華になり一部のモデルでは駆動系が電子制御になりついには変速機能まで備えるようになりました。それが今のモデルではついていないのです。変速機能といっても私のモデルでは手動でのシフトアップはできず主にシフトダウンに使用するだけなのですが、ボタン一発でシフトダウンすることが可能でその後に加速することができまるでゲームでブーストをかけるみたいな感覚ですこぶる楽しいのです。あと最近のトレンドだと思いますが車体が少し小さくなってしまったのもちょっと残念です。なので今後電動バイクが普及するかリッチになって余裕でTMAXを買えるくらいにならないと乗り換えはないと思います。
 それで今後も大事に乗っていきたいのですが、あまり距離を走るのはどうなのか、距離が嵩むと当然整備を頻繁にしなければならなくなり面倒になので今後はできるだけ走る距離を抑えようと、普段の足用としてスーパーカブが欲しくなりヤフオクで一万円で車体を買いましたが結果これはわが家の疫病神になりました。なんとか整備をしまた改造して使おうとしましたが最後は疲れてしまい、売りました。それで去年にインジェクションモデルのスーパーカブを買いましたが、最初からこっちを買った方がよかったです。もちろんスーパーカブ自体は大変にいいバイクで、整備も簡単で燃費がよく経済的なため、重宝しています。ただ街中でたまに走っている古い鉄カブ(今のは外装が鉄ではなく普通のバイクのカウルと同じようにプラスチックになっている)を見ると渋くていいなあと思います。だけど昔のモデルはインジェクションではなく、キャブレターなのです。キャブでもいいのですが雪が降った日にキャブに雪が積もるとエンストしてしまい、押して歩いたのですが近道をしようと駅の地下道に入ってしまい上り坂で死にそうになりました。なのでキャブはもう嫌だと疲れ切って売ったのですが、だけど去年の冬は全然雪が降らなくてこれなら別にキャブでもよかった気がしますが、それでもやはりインジェクションはどんなときも一発でエンジンがかかることを考えれば最強でしょう。今ではスーパーカブもC125というプレミアムなモデルが発売され、確かにいいなと思うのですがお値段は高くここまでいくと普段使いには贅沢すぎる気がします。
 以前はジャンクバイクを買って整備して売って稼ぐというようなことも考えましたが私にそんなスキルが備わっているわけもなく、あきらめました。何事もほどほどが肝心です。