真人間を目指すためのログ

その日したこと、観たもの、読んだもの等の記録

(2021/05/03)

七尾市のココスに入った。寝カフェのナイトパックが始まるまでの時間つぶしである。片道300kmそれなりに疲労がある。今まで旅の途中リアルタイムでの更新はしていなかったが今もする気はないが他にやることがないので書いている。東浩紀『弱いつながり』は旅の途中SNSは切るべきといい私もまったくそう思うのでしていなかったのだがまあブログで発信するだけならいいだろう。たまにはリアルタイムで写真などのっけようかと思ったがやはり家に帰ってから思い返すように書く方がいいので結局何も発信しないのだった。なのでどうでもいいことを書いて暇をつぶすことにする。相変わらず私の文章はどうでもいい前置きが長い。そして肝心なことを書く前に疲れてやめる。肝心なことなど何もない。

だーまえの『神様になった日』これはだーまえがやりたかったことは何となく察せられる。だが脚本と構成がよくなかった。アニメーションもよくなかったと思う。エンジェルビーツとシャーロットはアニメーションがしっかりしていた、というより何も問題はなかったはずだ。神様になった日のアニメーションはどこがよくなかったのだろう。だーまえがやりたかったことはわかる。東浩紀のゲンロンの配信の旧エヴァの回をたまたま買って見てしまったのだが話が神様になった日になってあずまんはだーまえロリコン性というかだーまえという人はああいったキャラしか好きになれないという今まで隠れていた部分が今回はモロに出てしまってやばいというようなことを言っていた。佐藤ひなの精神が幼児退行のようになり要介護になるような展開、私は実のところああいった展開は好きでそこに共感さえするのだが、何にせよやはり脚本と構成とアニメーションに問題があった。つまりほぼ全部だが、だーまえがやりたかったことだけは共感するという感じである。私はだーまえの作品はあまり追っていないのだが、作品よりも麻枝准という人間に対しなんとなくの共感はある。

シンエヴァについてもうちょっと言いたいことがあってそれなりに長く文章を書いてたんだけど、やはり面倒なので思いっきり要約して終わりにしたい。シンエヴァに対する評でよく見られる、今回きちんと終わらせたという評価に違和感があった。理由として、あのような終わらせ方は一般的な物語では正当なものではないはずである、つまりデウスエクスマキナに近い、本来なら禁じ手である手法が使われている。(ロンギヌスの槍に世界創造ができる力が付与され、ループの果てにエヴァのない世界が求められる)。私はテレビ版エヴァの26話の綾波に近いと言っている。私の評価はああいった終わり方は本来なら禁じ手としてあり得ないものであり、しかしそれがエヴァらしくはありメタ的に読めるためそこにぎりぎり評価できる点はある、しかしそれは最善手ではない、といったものである。やはり書き足りないものが残るが、ここで止めたい。

シマノフスキ作曲のオペラ『ロジェ王』のブルーレイを買う。自分がかった盤は現代的な演出がされており人物がスーツを着ているとかどうなんだと思ったけど、やはり音楽は素晴らしい。泣いた。オペラの詞が日本語の字幕で読めるのはやっぱりよくて「憧れは火の中で死ぬだろう」といった詞とかニーチェの影響の色濃い作品である。もっと言いたいことはあるがここまで。

時短営業のためなのかココスの営業時間が21時までらしい。ネカフェに入るまであと一時間あるのだが……