真人間を目指すためのログ

その日したこと、観たもの、読んだもの等の記録

【2022年6月】佐渡ヶ島ツーリング(1)

佐渡に行きました。新潟県民だというのに今まで一度も佐渡は行ったことがありませんでした。正法寺で「ろうそく能」という能の公演があり、また6月末までにいがた県民割で宿が安くなるためこの機会に行くことに決定しました。

当日は朝から強い雨が降っていたので予定していた新潟発6:00のフェリーに乗ることをあきらめ、次の9:20の便で向かうことにしました。
佐渡汽船ターミナルの場所はもちろんわかるのですがそこに行くまでに少し道を間違えてしまったためちょっと時間がかかり、フェリー発車残り30分を切ったあたりでつきました。切符を買って少し待つとすぐにフェリー内に誘導されました。

緊縛されました。

本当はスーパーカブで行こうと思っていたのですが、整備が間に合わなかったためいつもどおりマジェスティでの出航となりました。カブにしようと思っていたのは125ccまでの原付だとフェリーが少し安いからです。それに一日で走る距離も短いのでカブでもいいかなあと。しかし島内では観光スポットで乗り降りをすることが多く、やはり疲労の少ないマジェにして正解でした。

フェリーの中は大変に豪華で驚きました。佐渡汽船は金がないのだからもっと簡素な装備でいいだろと思いましたが、グレードの高い部屋に泊まってもらうことで利益を出しているはずですので、お金に余裕のある人はどんどん高い部屋に乗っていただきたいです。

どこでもこういったキャラ作ってんな。

小学生の集団がいてにぎやかでした。瀬戸内海と違い沖に行っても島はまったくないので、ずっとデッキに出ていても暇になります。両津港に着くまでは2時間半かかり、新潟から新幹線で東京に行くよりも長いです。

佐渡に着くころは晴れていました。無事に両津港に到着。

到着後はお昼にします。皇桃というラーメン店。そのあとは加茂湖の南側を回ってみました。

ほとんど人が来ないような神社。

途中、両津郷土博物館という看板が見えて気になったのでGoogleマップで調べるも閉業しているようです。道を走って行くと途中大きな建物が見えたので引き返しました。それが両津郷土博物館で、もしかしたら廃墟になっているのかなと思ったのですが行ってみたら窓から人がこちらをうかがっています。なんと開館しているようで、入館料も安いので入ってみました。

立派な博物館で驚きました。しかしこんなところまで来る人は少なそうです。

次は佐渡といえばここ、トキの森公園に向かいます。

ケージが遠いのでズームでしか撮影できません。国内の朱鷺が絶滅に至った解説パネルを見ているとなんだか悲しくなりました……

帰ってきたらサドッキーがいた。日影とはいえ暑くないのだろうかと思った。枝豆ソフトクリームというのがあったので食べてみた。

トキのテラスというところにも行ってみます。2008年より野生に戻す放鳥が開始されているということで、ここから野生の朱鷺が見られるらしいです。

ここからは海側に出て、右回りに佐渡を周ります。

根津神社

姫埼灯台前。小さいがフリーキャンプ場にもなっているらしい。姫崎燈台館には入れなかった。

風島神社。階段があり上に登ったところに祠があるらしいが行かなかった。

県道45号の佐渡一周線を南下していく。城ケ鼻トンネルの前。

旧岩首小学校。C50のスーパーカブが置いてあった。

松ヶ崎ヒストリーパーク。今は港として使われていませんが、佐渡に配流となった世阿弥日蓮もこの地に着岸したらしいです。しばらく走ったら山に光の靄がかかったような風景が見られました。写真ではよく写っていませんが、確かにこれは世阿弥が書き残したという「黄金の島」の光景でした。

もう午後五時をすぎましたが、まだ先に向かいます。

小木をすぎて矢島・経島にやって来ました。たらい舟に乗れるところですが、すでに閉まっていました。

琴浦洞窟。中の水が澄んでいました。

琴浦の漁港

日が傾いてきました。

早く岬を回って宿に行こうとしたところ、気になるような駐車場があったのでそこにオートバイを止め、歩きました。

細い道を通っていきます。ここがかの「宿根木」地区でした。

またも未知の場所に行きついた驚きを感じながら、先へと進みました。

なんと、一番奥の道にはお寺がありました。

なんと、ここは……称光寺という時宗の寺のようです。

この静謐さは……一瞬の夕刻の時間、時が止まったようです。鎌倉にもこんなところはないでしょう。

歩き回って帰ってくるともうすぐ午後七時。ここで宿の夕飯は19:30までだったことを思い出しました。今回は半額で泊まれるにいがた県民割があるため夕飯も宿でいただくことになっているのです。もう時間がないため岬の海方面には行かず少し戻って国道350号から宿に向かうことにしました。ゆっくりしすぎた結果がこれです。

無事に真野にある宿にたどり着き、すぐ夕飯に向かいました。蟹が出ました。蟹は面倒なのであまり好きではないのですが、まあまあです。

お風呂のあとで自動販売機までジュースを買いに行くため、少し散歩しました。当初は両津での宿泊を考えていたものの、こちらの方にして正解だと思いました。まったく人がいない辺境感があるのがいい感じです。やはり旅はビジネスホテルなんかに泊まってる場合じゃないと思った。

いい宿でした。

部屋の中はこんな写真しかなかった……(自販機で買ったサイダーがうまい!)

11時前には寝て、明日に備えました。(その2に続きます)