いつも通り筋肉痛を感じながらの目覚め。朝食は朝七時からにしてあるので、それまで散歩に行くことにします。
いい感じの朝の通り。
海側に向かって歩いていきます。
真野は曽我ひとみさんのご自宅のある場所で、2017年に亡くなった夫のチャールズ・ジェンキンスさんは佐渡歴史伝説館で働いていたという。今思えばお会いしたかったなあ。
宿で朝食後、マジェスティにて出発します。今日は佐渡ヶ島の上半分を一周です。
佐和田海水浴場駐車場から。道路からそのまま海に続いている感じがすごい。
長手岬。閉館になったホテルの駐車場に入った先にあります。
朝食のご飯がおかわり自由でそれなりの量を食べていたため便意をもよおし、どこかのトイレに駆け込みたくなりました。きらりうむ佐渡という観光案内施設でトイレを借りました。綺麗なトイレでよかったです。
あれよあれよと佐渡の主な観光スポットのある相川地区に到着。坂を上った先にある佐渡奉行所跡に入りました。
職員の方が解説をしてくれました。ここは奉行所なのに佐渡金山から出た金を精製するための寄勝場が併設されていたとのこと。ここは復元された施設ですが、こういった和室の空間って好き。
佐渡といえば有名なここ、北沢浮遊選鉱場跡とシックナーです。本当にラピュタ感があった。
次は佐渡金山、の前にかつては相川のメインストリートであったという京町通りを通りました。ここはまだ多くの古い家々があり、かつての面影が残っています。それになんと坂道! 残念ながら家のあるところを過ぎてから写真を撮っただけですが……
ここには旧相川拘置支所があり無料でなかに入って見学ができます。
佐渡金山に向かいます。佐渡金山には二つのコースがあり、どっちも入れる周遊コースは1400円です。
まあ、足尾銅山と似た感じですよね。
ほとんど知らなかったんですが、佐渡金山といえば道遊の割戸が有名らしい。これはその下の部分ですね。結構坂道を歩いたので疲れました。
本当に山がぱっくりと割れていて笑った。
坂道を下り、再び海沿いに出て北上します。
大間港跡
千畳敷。橋の欄干が錆まくって廃墟感があってすごい。
姫津大橋。観光用に作られた橋だそうです。
あまり時間がなくおなかも減ってきたため尖閣湾のあたりはスルー。またの機会に残します。
大野亀。たしかに亀みたいででかい!
大野亀ロッジで昼食。海鮮丼。まあまあ。
大野亀の頂上に行く道は崩落の危険ありとのことでもうずっと通行止めになっていました。佐渡といえばトビシマカンゾウが有名らしく大野亀が一番のスポットですが、どうやらピークはすぎてしまったようでした。
佐渡ヶ島最北端の弾埼灯台。ん、これはトビシマカンゾウじゃないかな。
どうやら弾埼灯台は映画『喜びも悲しみも幾歳月』の舞台だそうです。向こう側に像が見えたのでズームで撮影。像の前にははじき野フィールドパークから行けるはずなのですがロープが張られて閉鎖していました。
あとは今夜のろうそく能の前に宿に帰ります。その前にカフェに寄りたかったので、南下して両津を経由、佐渡総合病院近くのSHIMAYA CAFEに入りました。
キャラメルラテがおいしかった。
宿に戻って時間調整のあと、17:30から営業の始まるラーメン店へ。ろうそく能の開演は18:30からなので近くにあるここにしました。
スープを飲んでみて若干薄い? そんなにお腹が減っていないときに食べるラーメンとしてはまあまあ。
予約制で、席は電話して予約していました。B席3500円。毎年の奉賛金はたいたい1000円くらいとのことでしたが、今年は正法寺でのろうそく能開催は三年ぶりということもあり、少し高くなっています。
作家の藤沢周さんがどこかにいらっしゃるだろうと思い、それとなくお姿を探すも見当たらず。能の演目は『東北(とうぼく)』。公演のあとに世阿弥が雨乞い用の面として使ったとされる神事面べしみが公開されました。
お宿に戻って12時かくらいに就寝。
次の日は金井能楽堂にて世阿弥讃仰会があり、9:00に参りました。藤沢周さんのトークがあるはずなのですが、なんと藤沢さんのトークは午後二時からだそうです。待つことも考えましたが、もう佐渡には十分満足していてまたフェリーの時間もあるため、帰ることに致しました。
家に帰ってから佐渡の能を識る会の近藤さんに佐渡と能は大変よかったですとメールを出したら、なんと藤沢周さんは正法寺のろうそく能にて私の斜め前の前に座っていらしたと教えていただきました。実は藤沢先生にサインをねだることも考えていたのですが、『世阿弥最後の花』はkindle版で買ってしまい、他の本というのもなんだかなあと思ったため持っていっていませんでした。
新潟のテレビ局のニュース。私は一番左の後方にいたため映っていませんでした。
さて12:40分のフェリーで帰ります。帰りの車両もときわ丸でした。
シート下は荷物でいっぱいのため、シート後方におみやげを縛り付けます。
高速船のジェットフォイルがフェリーを追い越していきます。
今度またいつか、次は夏の季節に佐渡を再訪したいですね。