真人間を目指すためのログ

その日したこと、観たもの、読んだもの等の記録

(2019/09/29)

「柴刈り」という語(メタファー)は自分で気に入ってしまい、昨日今日はずっと精神のなかで柴刈り柴刈りと繰り返していた。なお再度意味を解説すると、自己の素材の元となる薪を集め、精神でburnする、というイメージである。まあ、よくわからないが。
しかしそう考えると、桃太郎の昔話は非常に深い意味を持っているものと考えられる。「おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました……」柴刈りは書いた通り、では川へ洗濯とはなにを表すかというと、精神の浄化、洗浄、癒しを意味する。そして桃太郎は川からどんぶらこと桃が流れてきて言うまでもなく桃から桃太郎が生まれるのだが、これは19世紀初頭に初めてみられるもので(「果生型」)、それまでの草双紙では桃を食べたお爺さんお婆さんが若返り出産する型(「回春型」)が主流だった、とのことだ(面倒なのでウィキペのコピペ)。つまりこれは柴刈り(精神の燃焼)に行くおじいさんと川へ洗濯(精神の浄化)に行くおばあさんとの交合ということで、その結果が桃太郎の誕生なのだ。更に桃太郎は人間の精神の三つの層を従えて(イヌ、サル、キジ)、鬼が島に鬼退治(悪しき精神の克服)に行かなければならない。とまあなかなか秘教的になってくるので、うまく解説できないが、しかしこう考えることで単なる討伐物語に思えた桃太郎がずっと深いものに思えて来ないだろうか、と冗談半分で思います。まあ民話とか昔話の類は好きなので、あとは定番の浦島太郎や、それにかごめかごめの歌なんかもやっぱりぞくぞくするような怖さがあって好きだな、そういえばかごめかごめは私が何度も引き合いに出すノベルゲーのリメンバー11に引用されてましたね、といつものように連想が働きいつまでたっても文章が終わらないので、ここらで終わりましょう。