確かに自分の書く小説の文章には指示代名詞と接続詞が多いような気がする。気づいてはいたのだが、意識的に直そうとしなかった。言い訳をするとこれには理由がある。自分の思う文章の内的なリズムというのがあってそのリズムを保つために特に意味のない語（これ、それ、あの、そうして、そして、等）を多分に付け加えてしてしまうのだが、かなりの遅筆ゆえに、いわばテンポがゆっくりになるため、空白を埋めようと余計にそれらの語を入れてしまう気がする。あとから書いた文章を読み直してみると、書くのにあんな時間がかかったのに結構あっさりと読めてしまうなあと感じることがあるのだが、まあ遅筆過ぎるのはやっぱり問題だなあと。今は第二稿（くらい）なので最終的に調整してブラッシュアップを行うしかないかなあ……と。ただ全く上記の語を使わないのもちょっと削りすぎになってしまうところはあると思うので、そこらへんはうまく調整していきたい。
