真人間を目指すためのログ

その日したこと、観たもの、読んだもの等の記録

(2020/10/29)

来年の夏6月~8月くらいに行く方向で、ヨーロッパ旅行の計画を立てている。COVID-19が早く落ち着いていてほしいが、どうなるかわからない。海外、ヨーロッパには本当はもっと早く行っておくべきだったと思うが、行かずにここまで来てしまった。国内でオートバイのツーリングをやってきてそれで一定の満足があったからだが、もはやadventureに乏しく、いろいろ思うところあり世界観を変えるためにはやはりヨーロッパ旅しかないと思い立った。

海外ツーリングについて調べてはいるが、当然金がかかり残念ながらすぐにはできないので、移動は飛行機・電車・フェリー・レンタカーなどである。まずはチェコプラハに降り立ち、ドイツのドレスデンから『クラバート』の地シュバルツコルムへ。西へ移動し、通過都市はライプツィヒ、フランクフルト、ケルン、ブリュッセル。そしてイギリスに入国、できれば小排気量でいいのでオートバイをレンタルしたいところだが、イギリスは他の国ドイツやイタリアと比べそれほどオートバイとスクーターが盛んではないようで、貸してくれるところも少ないため難しいかもしれない。ただレンタカーはかなり安いため、それで十分かもしれない。UKでめぐる地は主にイングランドウェールズ。行く場所の候補としてあげたのはカズオ・イシグロの小説『わたしを離さないで』のノーフォーク、ジョン・ゴールズワージーの小説『林檎の木』とシャーロックホームズの長編『バスカヴィル家の犬の舞台であるダートムーア周辺、天空の城ラピュタのモデルとなったウェールズの城。あとは観光名所として有名なセブン・シスターズストーンヘンジ。ただこれらの全てを巡るとなると結構な日数がかかってしまう。
『わたしを離さないで』は小説を読み映画も観てそれほど感激したわけではないものの、ノーフォークは小説内でイギリスのロストコーナー(遺失物保管所)とされ無くしたものが見つかる場所とされており、何か想像をかき立てるものがあるため行ってみたかったが、ロンドンから北に向かいまた折り返しで帰ってくるような経路になってしまうためあきらめることにした。また映画のキーヴィジュアルである桟橋はノーフォークではなくクリーブドンにあり、こちらのほうはウェールズまでの通り道になるためアクセスがいい。ダートムーアもやや最短の経路からそれるため行かないことにしようかと思ったが、やはりイングランドの風景を象徴するものとしてムーア(湿原)は見てみたいので寄ることにした。ダートムーアはバスカヴィル家の犬の舞台としては有名だろうが、『林檎の木』にも周辺のブレントール、チャグフォードといった地名が出てくる。まあ作品の知名度は全然違うと思うが。なおムーアというと『嵐が丘』が一番名の知れたところだと思うが、これはヨークシャー州のほうでウェールズよりも北に位置している。
ホーリーヘッドからダブリンまではフェリー。そこから鉄道でゴールウェイ、その後アラン諸島のイニシュモア島へ。アイルランドでもレンタカーを借りてめぐることも考えたがカントリー的な場所はイングランドウェールズでもうじゅうぶんだと思い、ダブリンとゴールウェイを一直線に往復することにした。帰りはダブリンから北上し北アイルランドのラーンからケイルンライアンまでフェリーで、ロンドン北東のハリッジからオランダのフク・ファン・ホラントもフェリーで行き、終点はアムステルダム。ダブリンまたはロンドンから帰国することもできるが、そこで帰ってしまうとイギリスおよびアイルランドのカントリーに対するノスタルジアにとらわれてしまうような気がしたため、最後はアーバンな都市にしようと思った。
ロンドンからアイスランドまで飛行機往復だと数千円と安いのでアイスランドにも赴こうと思ったが、アイスランドの隅々まで観光するためにはかなりの日数が必要で、それにオートバイで巡りたいという欲求が出てきてしまう思い、あきらめることにした。

ヨーロッパの見所は腐るほどあるため行く場所の取捨選択が難しい。今回は行かないがドイツより南方となるとフランス、スペイン、スイス、イタリア、ギリシアなどそれこそもう帰ってきたくなくなるほどのスパット(spot)があり、一か月以上は必要になってしまいそうで大変である。

フライトの検索はGoogleフライト一択。スカイスキャナーが有名なようだが使いづらい上に表示される金額が代理店を通されるためなのか航空会社の公式で買うより高額になり、何故有名なのかわからない。中東を経由すると航空券が安いということでカタール航空を考えていたが20時間以上かかり、それよりもワルシャワ経由のポーランド航空が安く時間もかからないため、ポーランド航空にしようかと思う。と長々と書いてしまったがCOVID-19もあるため実現できるかわからないが、やはりもっと早くに行っておくべきだったという思いが強いため行く方向で考えてはいる。