真人間を目指すためのログ

その日したこと、観たもの、読んだもの等の記録

(2022/08/23)

講談社文芸文庫amazonkindle版がいつのまにかものすごく安くなっていた。物にもよるがセールでもないのに数百円で売っているものがある。絶版本が安くなっているのかもしれん。江藤淳の成熟と喪失と日野啓三の小説『砂丘が動くように』を買った。日野啓三といえば福田和也の『作家の値うち』で酷評されていたのだが、なんか面白そうなんだよな。砂丘が動くようには北陸の砂丘の話だし『夢の島』はあの夢の島の話だし。

江藤淳の成熟と喪失といえば、大塚英志江藤淳サブカルの成熟論じるなら「成熟と喪失」でなく「日本と私」読まんとと言っていたのが思い出され、これはシンエヴァについて言っておられるもので、ついでにシン・エヴァンゲリオン論 (河出新書) | 藤田直哉も読んでみることにした。それにしてもシンエヴァは圧倒的につまらないが、なんとなくドラクエユアストーリーの映画が思い出され、対比して批評ができるような気がしないでもない。ドラクエの映画がどうしてあそこまで受け入れられなかったのかはずっと気にかかっていることである。