はてなブログの購読リストまで円形アイコンで表示されるようになって本当に切れそう（まだ自サイトのプロフィールまではそうなっていないのが幸いだ）。ツイッターがほぼ最初だと思うが、ツイッターが円型アイコンになってからそれから割とどのサーヴィスもそろって円型アイコンにし出すメンタリティは相当に謎だ。陰謀か？
ツイッターを見ていて、学ぶこともごく稀にある。サイゼリヤ。もちろんサイゼリヤの食事体験は「貧しい」が、「豊かな貧しさ」である。だが西洋絵画が飾られオーリブオイルも使い放題の「ロードサイドの宮廷」たるサイゼリヤに対し、アイロニカルにではなく俺たち大衆の見方として、批判は許さないという態度を取ることがトレンドであるらしい。村上春樹がSNSの文章はまずいから見ないと言ったときも同様のヒステリックな反応が見られた。謎のメンタリティだ。いや謎ではなくあちこちで見られるものだが、謎だ。とはいえ私も「グロ資の尖兵」であるので、サイゼリヤの注文を紙に書いて渡す方式については抵抗はまったくない。すかいらーく系列のファミレスはタッチパネル式になっているし、中国産のAIロボットが料理を運んできてくれるのだ。「ジャンク」や「疎外」を免れた本物の食体験が現代でもまだどこかにあるかもしれないし、ないのかもしれない。それについてはわからない。しかしそこから派生して私が思うのは、旅、本物の旅あるいは冒険というものはもはや世界のどこにも存在せず、先人が行ったような冒険と旅はもはやまったく不可能であることだ。理由は言わずもがなであるだろう。もちろんそれはわかっている。だから現代人はオートバイなどの利器を使用し、「観光」をするしかない。またここから、ではかつての世界が再び訪れることはないのかといういつもの考えに囚われる。ところで温泉というものだけは本物の極楽かもしれない。
