真人間を目指すためのログ

その日したこと、観たもの、読んだもの等の記録

(2019/12/30)

私を怒らせた作品3作

映画『聲の形』映画館に観に行った。石田と西宮についてあんな仲になるのはあり得ないとか感動ポルノと言われていたが私が怒ったのはそこではない。むしろ感動ポルノとして見ることができたらどれだけよかったことかと思った。植野直花がきつかった。黒髪ロングの大変好みの容姿であったため情欲を刺激され、また私には植野は西宮に対して直接的に暴力をふるっているとしか思えず(補聴器ぶんどり、観覧車での言動、自殺未遂後の騒動)、そのため腹の底から憎悪や憤怒とともに異様な感情が沸き起こりもう画面に出てこないでくれと切に願った。しかし川井みきというキャラのほうが世間では嫌われているようなのだがもし植野が川井の容姿であったなら怒りは半分もなかっただろう。あといきなり近づいて石田をビンタする親の表現とか異常だと思った。これほどの怒りを感じた作品はあとにも先にもありそうにない。しかし漫画の方を読んでみたら漫画版の前半部はそれなりに面白く、同じ事柄が表現されているように見えてもメディアの違いによりそれは決して同じ表現だと思ってはいけないという私が常々心の中で言っていることを確認することとなった。漫画の後半はつまらなくなってしまったが。しかしなかなか私と同じようにとらえる人はいなく、ブログで感想を書こうとしていたがあきらめ私にはHSP的なところがあるため感情とトラウマを刺激されただけと思うようになった。

米澤穂信秋期限定栗きんとん事件』小佐内ゆきというそれほどタイプではないものの彼女と付き合うことになるという展開のために情欲を刺激され、またこの巻の主人公が小佐内に対しある行為をしようとしたのが破滅の原因になってしまうという話のため自分がはめられたように感じ、異様な感情が沸き起こり怒りが収まらなかった。

早坂吝『○○○○○○○○殺人事件 』ノベルス版の表紙の女が大変好みであったため情欲を刺激されそれがトリックの内容と合わさり怒りが収まらなかった。また私がちょうどこの作品と同じ時期にM賞に原稿を送っていたためそれが怒りの原因にもなった。自分で買っていたなら焚書にしていたと思うが図書館から借りた本であったためそれはできなかった。表紙の彼女には援交探偵という称号が与えられ、以降もシリーズで活躍しているようである。