真人間を目指すためのログ

その日したこと、観たもの、読んだもの等の記録

(2022/12/12)

理解が追いつかん。

pixivを見ているだけでもAI絵はもはや供給過剰で歯止めがかからない。二次元キャラの耽美系の絵が増えすぎ、すごいものは人間が描いたものと区別がつかないクオリティになっている。ああいった耽美系の絵を描いていた、描きたかった人は今後どうすればいいのだろうか。自分がそのような立場だったら続けるかどうかわからない。自分が描きたい絵はまったく別のものなので影響はないものの。大変な時代だ。

私が描きたい理由は単に自給自足のためで、描きたいキャラを誰も描いてくれないからである。もちろんAIのプロンプトで指定しても大した絵は出てこない。だがこれが初音ミクだったらもはや現時点でいくらでも量産可能になってしまった状態のわけであり、よほど初音ミクに対する愛があるため自分の絵柄で描きたいとか、どうしても描きたい構図が決まっておりその通りに描きたい等の理由がないと筆をにぎることは難しい。今後の発展の可能性として考えられるのは、線画だけを描けばあとはAIが自動的に着色をしてくれるといった機能の実装だ。たとえ人間が下絵を描いたとしても大幅に絵の完成までの時間が短縮されることになる。さらなる可能性もある。自分が描いたたった一枚の絵を学習させることで、同じキャラの別の構図が次々と生成でき、グラビア写真集のごとくヌーディーな絵がいくらでも量産される、かくなる事態になったら私も液タブを窓から放り投げることになるだろう。人類が無尽蔵のイメージ生成機を手にするようなものだ。そういった手軽さに人間が抗うことは難しい。私は諸手を挙げてその状況を歓迎するかもしれない("嫁"の絵が次々に生成されるという誘惑にはやはり抗えない)。が、やはり不安はある。

とにかくここのところのAI君の活躍のおかげで芸術や美学についてまた関心が出てきた(今まで大して勉強してなかった)ので、読めるものは読んでみることにする。(図書館で借りれるものは借りるが学術本って数千円するし高いな~と思っている状況)