真人間を目指すためのログ

その日したこと、観たもの、読んだもの等の記録

(2019/10/18)

『迷宮としての世界』は単なる美術論ではなくヨーロッパの文化・精神史を新たに発見するような論考であり、図書館から借りたが岩波文庫で安く買えるので買うべきだろう。翻訳は種村季弘さんだし文章が優れている。今はインターネットで検索すれば図版の絵を簡単にカラーで見られるので美術を鑑賞しながら読み進めることも可能なわけだ。ちびちび読んでいくのに向いてる。

是枝監督の新作映画『真実』だけど残念ながらダメな是枝さんのほうだと思うので行かないことにした。この前テレビで『海よりもまだ深く』をやっていたがあのタイプの映画は本当に苦手でながら見で見ていた。というのは前にも書いたが単なる日常物語は苦手だ。ただ「日常の風景」を撮っている映画は好き、というとどう違うかいまいち伝わらないかもしれない。まあつまるところホームドラマが苦手なのだろう。