真人間を目指すためのログ

その日したこと、観たもの、読んだもの等の記録

(2019/10/17)

今日のNHKスペシャル興味深く見た。巨大台風“流域型洪水”の衝撃ということで、まさにそうだったんだなあと。流域型洪水、タイムラグ、バックウォーター(地元の信濃川の支流の支流がそれで氾濫)、広域避難、などなどのワード。あと温暖化がもたらす影響について。気象庁台風19号命名へ 42年ぶり ということで、ここまで広範囲に被害が出た台風って記憶にないなと思ったが、やはりなかったのだろうなと。

自分が読むのは一般書のようなものばかりで専門書が読めないという負い目があるような気がする。たとえばフォロワサン周辺に政治思想が専門なのかただ興味があるのかわからないけど政治思想の話は多く(普段ツイッタ上でつぶやく人はほとんどいませんが)、私は全く興味がないわけではないけど本はほとんど読んでないので話にそれほど夢中になれないというのはある。あとポストモダンね、ポストモダン……私が読めるのなんて東浩紀のいくつかのくらいなものですよ。もちろん専門書なんて他にもいっぱいあって美学もわからないし文学もわからない。そんな意識があったのだが今日は図書館でグスタフ・ルネ・ホッケの『迷宮としての世界』を借りてきてしまったのだが、だが読み通せるはずがないのである。これはミヒャエル・エンデの読本『M・エンデの読んだ本』にも収録されているもので、彼が強く影響を受けた本である。しかしヨーロッパ美術についての論考とか、難攻不落過ぎる。わかりゃしないですよんなもん、日本で展覧会をいくらやろうとも西洋美術とはどうしようもない時間と距離で隔てられているような感覚がある。なんか西洋美術に対しては歴史の重みというものをすごく感じるのだ、音楽は全然そんなことはないんだけどね。なんか一回現地に行かないとどうしようもないんじゃないかとか、音楽についても現地での体験というのは違ってくるのかもしれないなあと思うところ。