真人間を目指すためのログ

その日したこと、観たもの、読んだもの等の記録

(2019/12/12)

ダン・ブラウンの小説『オリジン』想像した以上の作品だった。思った以上の衝撃で今は感想的なものが浮かばない。映画で衝撃を受ける作品はまれにだけどそれなりにはある、でも小説となると本当に少ない、最近のところでは多崎つくるの再読と乾くるみの『スリープ』、佐藤友哉の『クリスマス・テロル』『1000の小説とバックベアード』、あとポール・オースターのガラスの街もよかったが、そのくらいか?(でもどれも結構前だな)オリジンはそのなかでも最も衝撃的だったといえる。まあいつも言っているように特に小説というものが好きではないのでこういった作品に触れるとそわそわして落ち着かなくなってしまうのだった。

映画を作りたい。といってもハリウッドの大作とかではなく自主制作的なものだ。最低限俳優がいないと成立しないので、一体どこに声をかければいいのだろうか。自主映画をyoutubeで見てみた。検索して出てくるのはどれも絶望的なクオリティであった。とにかく思ったのは全然映画の画面になっていない。デジタルのカメラで撮ったそのままのようで絵が綺麗すぎる。After Effectsを使ってもなんのエフェクトもかけずそのままの画面を出しているのだろうか。あとカット割りがおかしく1カットを短くぶつ切りにしすぎているせいで大変にトーシロっぽいのである。少しでも映画を見たことがあるならああいった絵が出てくるのはおかしい。あとカメラが人物に近くアップも多用しすぎに感じた。演技が下手とかは仕方ないからせめてそれっぽく作ってほしいという思いがある。いくら邦画がつまらないつまらないといわれていても観ていて違和感などはないからやはり商業作品を作っているのはプロの集団なんだなと思い直した。といっても自主映画のすべてのクオリティが低いわけではないだろう。前に某所で観た短編映画は16mmで作成された作品だったが本当によかったんだ。おそらくちゃんとした作品は地方のコンペなどに出されyoutubeなどには上げられないのだろう。神戸インディペンデント映画祭では「つまらなければチケット料金を全額返金する」なんてことをやっていたらしい。そういった作品って円盤化されないだろうしどうすれば見れるんだろうか。優れた作品が作られても埋もれていってしまうと思うと本当に残念だ。地方の映画祭とか行けないし期間も短い。地元でもやってるけど。
こんなところでぶつぶつ言っていてもただのイキってる人だからつらい。ちょっといいカメラとAfter Effectsを買って練習のためにでも実際に撮って編集してみればいいのか。人がいないとどうしても監督が撮影と編集を兼ねることになる。監督は現場で指示出したりとか向いてないしやりたいわけではないが。松本一志他の芸能人が映画監督けっこうやってるけど監督とか素人でも周りのスタッフが優秀ならちゃんと観れるものになるということなのだろうな。もちろんハリウッド的な映画も好きだけど私が作りたいものは登場人物が少ないミニシアター的なものだからそれは幸いだ。というのはハリウッド的なものを作ろうとしてもそれを実現するのは大変に困難だからだ。ほんの少しの人がいるだけでいいんだ。こんなところで色々言っていても仕方がない。申し訳ない。