真人間を目指すためのログ

その日したこと、観たもの、読んだもの等の記録

(2020/10/29)

来年の夏6月~8月くらいに行く方向で、ヨーロッパ旅行の計画を立てている。COVID-19が早く落ち着いていてほしいが、どうなるかわからない。海外、ヨーロッパには本当はもっと早く行っておくべきだったと思うが、行かずにここまで来てしまった。国内でオートバイのツーリングをやってきてそれで一定の満足があったからだが、もはやadventureに乏しく、いろいろ思うところあり世界観を変えるためにはやはりヨーロッパ旅しかないと思い立った。

海外ツーリングについて調べてはいるが、当然金がかかり残念ながらすぐにはできないので、移動は飛行機・電車・フェリー・レンタカーなどである。まずはチェコプラハに降り立ち、ドイツのドレスデンから『クラバート』の地シュバルツコルムへ。西へ移動し、通過都市はライプツィヒ、フランクフルト、ケルン、ブリュッセル。そしてイギリスに入国、できれば小排気量でいいのでオートバイをレンタルしたいところだが、イギリスは他の国ドイツやイタリアと比べそれほどオートバイとスクーターが盛んではないようで、貸してくれるところも少ないため難しいかもしれない。ただレンタカーはかなり安いため、それで十分かもしれない。UKでめぐる地は主にイングランドウェールズ。行く場所の候補としてあげたのはカズオ・イシグロの小説『わたしを離さないで』のノーフォーク、ジョン・ゴールズワージーの小説『林檎の木』とシャーロックホームズの長編『バスカヴィル家の犬の舞台であるダートムーア周辺、天空の城ラピュタのモデルとなったウェールズの城。あとは観光名所として有名なセブン・シスターズストーンヘンジ。ただこれらの全てを巡るとなると結構な日数がかかってしまう。
『わたしを離さないで』は小説を読み映画も観てそれほど感激したわけではないものの、ノーフォークは小説内でイギリスのロストコーナー(遺失物保管所)とされ無くしたものが見つかる場所とされており、何か想像をかき立てるものがあるため行ってみたかったが、ロンドンから北に向かいまた折り返しで帰ってくるような経路になってしまうためあきらめることにした。また映画のキーヴィジュアルである桟橋はノーフォークではなくクリーブドンにあり、こちらのほうはウェールズまでの通り道になるためアクセスがいい。ダートムーアもやや最短の経路からそれるため行かないことにしようかと思ったが、やはりイングランドの風景を象徴するものとしてムーア(湿原)は見てみたいので寄ることにした。ダートムーアはバスカヴィル家の犬の舞台としては有名だろうが、『林檎の木』にも周辺のブレントール、チャグフォードといった地名が出てくる。まあ作品の知名度は全然違うと思うが。なおムーアというと『嵐が丘』が一番名の知れたところだと思うが、これはヨークシャー州のほうでウェールズよりも北に位置している。
ホーリーヘッドからダブリンまではフェリー。そこから鉄道でゴールウェイ、その後アラン諸島のイニシュモア島へ。アイルランドでもレンタカーを借りてめぐることも考えたがカントリー的な場所はイングランドウェールズでもうじゅうぶんだと思い、ダブリンとゴールウェイを一直線に往復することにした。帰りはダブリンから北上し北アイルランドのラーンからケイルンライアンまでフェリーで、ロンドン北東のハリッジからオランダのフク・ファン・ホラントもフェリーで行き、終点はアムステルダム。ダブリンまたはロンドンから帰国することもできるが、そこで帰ってしまうとイギリスおよびアイルランドのカントリーに対するノスタルジアにとらわれてしまうような気がしたため、最後はアーバンな都市にしようと思った。
ロンドンからアイスランドまで飛行機往復だと数千円と安いのでアイスランドにも赴こうと思ったが、アイスランドの隅々まで観光するためにはかなりの日数が必要で、それにオートバイで巡りたいという欲求が出てきてしまう思い、あきらめることにした。

ヨーロッパの見所は腐るほどあるため行く場所の取捨選択が難しい。今回は行かないがドイツより南方となるとフランス、スペイン、スイス、イタリア、ギリシアなどそれこそもう帰ってきたくなくなるほどのスパット(spot)があり、一か月以上は必要になってしまいそうで大変である。

フライトの検索はGoogleフライト一択。スカイスキャナーが有名なようだが使いづらい上に表示される金額が代理店を通されるためなのか航空会社の公式で買うより高額になり、何故有名なのかわからない。中東を経由すると航空券が安いということでカタール航空を考えていたが20時間以上かかり、それよりもワルシャワ経由のポーランド航空が安く時間もかからないため、ポーランド航空にしようかと思う。と長々と書いてしまったがCOVID-19もあるため実現できるかわからないが、やはりもっと早くに行っておくべきだったという思いが強いため行く方向で考えてはいる。

(2020/10/21)

海外で行ってみたい場所というとまず思い浮かぶのは、ドイツのシュヴァルツコルムとアイルランドのイニシュモア島である。言うまでもなく、シュヴァルツコルムはオトフリート・プロイスラーの小説『クラバート』の舞台であり、イニシュモア島はアニメ『フラクタル』の舞台のひとつである。シュヴァルツコルムにはクラバートの水車小屋という施設があり、聖地巡礼も盛んなようである。アイルランドで断崖絶壁の風景というとモハーの断崖が有名だが、フラクタルはこちらではなく、イニシュモア島のほうである。草原に石垣の道があり、家がぽつんと建っているほとんどそのままの風景が見られるらしい。検索していたらヤマカンのブログを見つけた。

アイルランド | 山本寛オフィシャルブログ Powered by Ameba

なんとヤマカンは2020年の今年ゴールウェイ大学のアクマコンというアニメイベントに二度目の招待をされていたようである。ヤマカンによれば現地の人たちはフラクタルを大切にしてくれているということで、日本には5人くらいしかいないであろうファンの一人としても嬉しい限りである。

あともう一つ行きたい場所を上げるとすればアイスランドだろう。周知のようにアナと雪の女王2の舞台として参考とされた場所だ。ブラックサンドビーチ (黒砂海岸)という場所がイメージに近いらしく、確かに画像を見るとほとんどそのままだ。

たまにバイクで世界一周というようなことを妄想してしまうのだが、一体なんのバイクがいいのだろうと考えると、ホンダのX-ADVが最適なのではないかと思った。

f:id:glamaje:20201021191708p:plainX-ADV | Honda

アドベンチャースクーターであるX-ADVは悪路走行が可能、メットインスペースに荷物を入れることができ、ミッションがDCTのためギアチェンジ操作はなく、750ccでありながら250ccなみの低燃費でしかもレギュラー仕様である。まさに世界一周に最適解というようなオートバイ。と思っていたらX-ADVをベースに欧州でフォルツァ750が出た。タイヤ径もX-ADVと同じだし自分で買うとしたらこっちなのでは。電子装備てんこもりでやっと将来的に乗り換え候補になるようなスクーターが出た感じ。100万円超えで新車では絶対買えないけど。

で、バイクで世界一周の場合の肝心のルートだが、まず日本からフェリーでロシアまで出る方法が一般的ということで、以前は夏季の稚内からロシアまでフェリーで行けたということだが、現在はバイクの輸送ができなくなってしまったということ。だが代わりに鳥取の境港からウラジオストクまで行く通年のルートがあるらしい。ロシア~ヨーロッパまで行きそれからアフリカ大陸を南下することになるが、アフリカ大陸は政治的に不安定で治安が悪くネックとなる地域で、外務省の渡航情報を見ても危険度で真っ赤っかである。東ルートで南アフリカまで南下するのがいいようだが、西ルートもある。南アフリカからはバイクを輸送?オーストラリアか距離を考えれば南米に送ることになるのだろうか。個人的にはアメリカ大陸は北上するより南下したいのでアラスカから出発したい。パナマ~コロンビア間は陸続きだがジャングルに覆われていて道路がなく通れないが、ここはバイクを輸送してくれる会社があるので問題ないらしい。と少しは調べたが、もちろん実現の可能性は極めて低い。いつも読んでいるバイクブログがありその方はいずれアラスカをバイクで走る予定とのことなので、そのうち世界一周もやってくれないだろうか、と思っている。

(2020/10/18)

今月はツーリング記事で大量の画像を上げてしまったせいではてなフォトライフの利用料が残り10%を切っている。先月は月末に100%を超えたが月を跨いでリセットされたから何とか無料の利用料のなかで納まった。それにしてもここをスマホで見る人っているんだろうか。普段あまりスマホを使わないせいでよくわからないけど通信料制限があるからアクセスしてしまった人がいたら申し訳ない。

俺はスマホというかタブレットを一応持ってはいるがそれはツーリングのナビ用や出かけ先で調べ物をしたいときに使うという用途が多い。SIMフリータブレットで、契約しているのはロケットモバイルの神プランで利用料は298円(税別)/月である。かなり低速だが通信料制限はなく、通信が遅いとバッテリーの減りが早くなってしまうことが欠点だがまあこれで十分。出かけ先でwifiも使えるしスマホにこれ以上の金を払う必要なし。まあそれとは別にいまだにガラケーを使っていてこちらは基本料金が月々800円くらいか。格安SIMのほうでも通話SIMは使えるがそもそもタブレットの電源を切っていることも多く、ガラケーのほうがバッテリーの持ちがいいので未だに2台持ちをしている。この前それまで使っていた機種が通話の電波が悪くなってしまったのでわざわざヤフオクでSH-06Bを1000円くらいで買った。SH-06Bは2010年発売だから意外と新しいようだ。そんなわけで最後のガラケーユーザーになるつもりでいる。だができればそのガラケー料金さえ払いたくなく携帯電話もできれば持たないほうがいいと思うのだがまあ必要悪ですね。

f:id:glamaje:20201018213159j:plainガストの広島産牡蠣フライとサラダ。牡蠣フライはアプリのクーポンを使ったがこれだけでライスと合わせて600円くらいで、全部で税込み965円。牡蠣フライは衣がさくさくでおいしいが、できればあと2つくらいは食べたい。これだけでも自分で作るとなると結構な手間だろう。だが安くするためにはやはり自分で作るしかなく、料理が趣味になればとは思うができたためしがない。料理ができれば節約もでき、QOLの向上やこれからの世界をサヴァイヴしていく点でも"強い"。ファミレスで食べるのは参考のためとし注文しておいしかったものを自分で再現して作っていこうとするのはありだろう。村上春樹のように自分でおいしい牡蠣フライを揚げるしかない。

2020夏ツーリングの反省

2020夏ツーリングの反省点。最初富山で帰ってしまおうかと思いその後ももうこのへんで帰ろうかと迷いながらの旅だったが結局小豆島まで行き最後まで遂行したといえるところまで行けてよかったと思う。ただかなり無計画になってしまい有名なスポットくらいは出発前に調べておくとだいぶ楽になったはず。行くべきスポットをチェックするためファミレスにこもることになり、まあ休憩をかねているからいいのだがそれで時間がかかってしまった。

以前は行ってみたいアニメの聖地が主に三作三か所あったのだが、それはもうすでに行き終わっているのであとは自分でツーリングの目的を設定する必要があった。もちろん行ったことのないところに行ってみるという目的でいいのだが、何か大きな目標というかとりあえずその場所を目指すという目的地がないと行き当たりばったりになってしまう。今回は全体的にちょっと苦行感があったというか、もはや旅を楽しむことよりもミッションを遂行するためにやってる感が出てしまい、それがよくない。
もはや北は北海道の知床、南は長崎・鹿児島まで行くだけは行っているので、もう日本のなかにどうしても行きたい場所というのはなくなっているのである。温泉街でゆっくりしたいという気持ちもあるのだが、どうしても先へ先へと走りたくなってしまうということもあり、今のように適当な場所に泊まってすぐに出発するというスタイルになってしまっている。まだ西日本の中国地方それに四国と九州はあまり行けていないが新潟からのアクセスはやはり遠く大変。最近の定番である富山から入る道もマンネリ化しているため、今後は行きも高速道路を利用して跳ばしてしまおうかと思う。

あと考えているミッションは、伊勢志摩から紀伊半島の下の部分を通って和歌山まで走行。それが終わったらもう紀伊半島は制覇でいいだろう。あとはスーパーカブ110で宗谷岬年越しツーリングに行くという苦行をもう前から考えているが、今年やるとなるともう今から準備をする必要があるため、できるかどうかわからない。だが新潟は小樽までフェリーが出ているため北海道へのアクセスは少し有利なはず。まあ行きはフェリーで一気にワープするよりもやはり道を楽しみたいため青森までは下道で大間~函館フェリーを使って北海道に入りたい。あと行ってみたいのは瀬戸内海のしまなみ海道で、そこらへんの行ける島は全部行ってみるというのを考えている。しまなみ海道は125cc以下なら走行可能なのでここは原付2種をレンタルして走ってみたい。

Q.ジョイフル行きすぎじゃないの? 地元の飲食店に行ったら?

まず店を探すのが大変でそれだけで時間を取られてしまい、あと居座ることが難しく時間をつぶせないのでファミレスに行ってしまうところはあります。ただラーメンはどうしても食べたくなって行ってしまうのと、地元のご当地グルメのようなものはできるだけ食べるようにはしています。ジョイフルは地元にないのと電源コンセントが使用できwifiも使えるためどうしても優先して行ってしまいます。

Q.温泉旅館には泊まらないんですか?

明日の宿の予約も大変で、行く暇がありませんでした。ただゆっくりと温泉に入りながらの旅の方がいいとは思います。

Q.キャンプはしないんですか?

大勢とわいわいキャンプするのは楽しいと思いますが、一人でするのは面倒でテントのなかですごす時間が暇なのでしたくありません。ゆるキャン△のしまりんのようなあんな寒いなかでわざわざ本を読むというようなことは本当の苦行なのでしたくありません。ファミレスでぬくぬくしていたほうがいいです。あとキャンプをするとなると荷物が多くなって邪魔なのです。前は寝るためにテントとマットを持っていきましたが、それも止めました。ビッグスクーターなので大きな収納スペースはありますが、下着類とタオル、ネカフェで寝るときのための寝袋、ノートパソコン、とあとは夏でもバイク用のウェアとズボンをできれば持っていきたいためそれでいっぱいになります。タブレットスマホがあればノーパソなんていらんという人がいると思いますが、個人的にはネットを巡回して情報を得る速度と快適度が違うためやはりいると思いました。

2020夏ツーリング 淡路島・小豆島編

前回からの続き。今回でラストです。

前から行ってみようと思っていた小豆島に行くことにしました。その前に淡路島にも寄り、その後四国に上陸します。

まずは明石海峡大橋から淡路島を目指すため神戸へ。下道で行ったらいつも通り大阪~神戸の渋滞に苦労。それに国道43号の速度40km/h制限がきつい。今度からは絶対に阪神高速を使おうと決意。

もう神戸は何度も来ているので、ここまででもそんなに遠くにきたという感じはしませんね。休憩後すぐに高速に乗れるように海側に近い須磨公園のガストに入ったものの、そういえば海べたから高速には入れないんだった。住宅地近くの丘を上り舞子ICに入りました。
明石海峡大橋からの景色を堪能したかったのでゆっくりと走ります。写真を撮りたかったが駐停車禁止なので、停車しての撮影はできない。首からカメラを吊るせばよかったかな。

f:id:glamaje:20201009180003j:plain淡路SAまでやって来ました。ここですぐに高速を降ります。ETCで垂水IC〜淡路IC利用なら特別料金で安いです。

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f:id:glamaje:20201009180452j:plain明石海峡大橋の雄姿。対岸にうっすらと街が見えるのもいいですね。

f:id:glamaje:20201009180549j:plainついに淡路島へと上陸! ここまで来てやっとちょっと遠くに来たかなという感じです。

f:id:glamaje:20201009180820j:plain淡路夢舞台温室「奇跡の星の植物館」に行きました。

二輪の方は夢舞台の駐車場に入ってしまうと自動車と同じ駐車料金を取られてしまうので明石海峡公園のほうに止めたほうがいいです。(私は意地でも四輪と同じ駐車料金を払いたくない人です(笑))

f:id:glamaje:20201009181401j:plain安藤忠雄氏設計の百段苑。

道の駅 東浦ターミナルパークに寄る。淡路島は玉ねぎの産地で、その玉ねぎを使った淡路島バーガーが有名ということでこの道の駅のカフェにもバーガーはあったんですが、他の店に行こうと思っていたのでスルーしてしまいました。

f:id:glamaje:20201009181618j:plainあわじ花さじき。あんまり花の咲いている時期ではなかった。二輪は駐車場無料。

ここから北側に出る。淡路島バーガーを求めてミエレという店まで行ったものの、整理券を配るほどに混んでいたのであきらめて、その近くの「のじまスコーラ」という場所に行ってみました。

f:id:glamaje:20201009182236j:plainしかしここに淡路島バーガーはなかった。

f:id:glamaje:20201009182303j:plainフォルクスワーゲン・タイプ2(ワーゲンバス)が置いてあった。

もう淡路島バーガーのことしか考えられなくなってしまい、その後いくつか行ったもののどこにもバーガーはなく道の駅で食べておくべきだったと後悔し、今回は泣く泣くあきらめました。

疲れ切りながらも北側の海沿いの道路をずっと走って行ったら、面白い場所に行き着きました。

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f:id:glamaje:20201009183323j:plain丘上の風車、新興住宅地、船着き場、離れ島、これほど多くの要素がある場所があるとは! アニメの舞台になってもいいような場所だ(住宅地の「南あわじオーシャンビュータウン晴海ヶ丘」は部外者立ち入り禁止で、聖地化すると人が押し寄せてしまうため実際にはならないと思われるが)。
遠くに大鳴門橋も見えますね。ちょうど午後の5時になって町内チャイムまで流れてきました。

GPSがおかしくなったためその後ちょっと道に迷ってしまい、鳴門岬のほうまで行ってしまった。ガソリンが足りるか不安になったためにわざわざ市街地の福良まで行って給油し、また戻って淡路島南ICに乗った。

f:id:glamaje:20201009184224j:plain今度は写真を撮ろうと首からカメラを下げて撮影。いい一枚が撮れた!

ついに四国入り。鳴門の道を走っていくとなんかどこかで見覚えのある風景が。

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f:id:glamaje:20201009184717j:plainん、ここってもしかしてアニメ映画『ポノック短編劇場』のなかの『透明人間』の舞台のモデルなんじゃないか? DVDで見たときどこかにありそうな風景だなと思って探してみたかった場所だった。見直してみないとわからないが、たぶんそうな気がする。

鳴門には有名な美術館の大塚国際美術館があるが、今回はもちろんパス。高松へ向かうため国道11号を走っていく。

f:id:glamaje:20201009185017j:plain写真ではあまりよさが伝わらないが、この場所の夕日は感動した! 淡路島バーガーは食せず淡路島はあまり満足に走れなかったけど鳴門とここの夕日が見れただけで来てよかったと思った。

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f:id:glamaje:20201009185501j:plain高松に着いたときは夜。明日は小豆島に向けて出港するためフェリーのバイク駐輪場に止めました。

f:id:glamaje:20201009185543j:plain宿のゲストハウスにチェックインしてから麺王 高松駅前店へ。徳島ラーメンの店ですね。めちゃおいしい! 徳島ラーメンだけど生卵はないほうがよかったかな。

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f:id:glamaje:20201009185900j:plainこれが今宵の宿なのだが……糞暑い。外から戻った時にはなぜか建物内の暑さが倍増していてしかも二段ベッドの上の方を配置されたために暑さが殺人的に。冷房を全開にしても建物の構造のせいなのか全然冷えないっぽい。下の方はまだましなんだけど。これはたまらんと思ったので交渉して差額分を払って個室に移動させてもらいました。

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f:id:glamaje:20201009190122j:plain個室の冷房が効いてきた……あんな部屋で寝たら死にますよほんとに。

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f:id:glamaje:20201009190315j:plain朝一番のフェリーで小豆島に向かいます。

f:id:glamaje:20201009190355j:plain今回は高松観光はできず、高松といえば村上春樹の『海辺のカフカ』の舞台でもあり作中に出て来る図書館のモデルとされる美術館にも行けなかったけど、うどんだけは食べておこうと空いた時間で朝早くからやっている「味庄」に行きました。

フェリー乗り場へと行きバイクで突入します。建物内でチケットを購入。小豆島へは1850円と安いなキャンペーンでもやっているのかと思ったらバイクに旅客運賃も含まれるらしい。
フェリーにバイクを乗せるのは初めてでフェリーに乗ったあと荷物を整理したため乗務員の人を少し待たせてししまった。荷物の準備をしてから乗った方がいいですね。

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f:id:glamaje:20201009191442j:plain甲板に出てみた。なおフェリー内は撮影禁止だった。

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f:id:glamaje:20201009221816j:plain大都会であった高松にはまた来よう。

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f:id:glamaje:20201009221942j:plain出航しました。小豆島の土庄までは約一時間。

f:id:glamaje:20201009222043j:plainこれはマフラかな。

f:id:glamaje:20201009222233j:plainけっこう沖へと来た。

f:id:glamaje:20201009222357j:plain瀬戸内海の島々。

f:id:glamaje:20201009222455j:plainそうこうしているうちに土庄港に着く。

さて本当に私は頭が悪くフェリーの仕組みを知らず、先に入った車はあとから降りることになるため不利だなとか思っていたら降りるときはそのまま前側へと走り出すのだった。本当はすぐに出れるようにスタンバイしていなければいけなかったが出遅れてしまい、バイクは横で邪魔にならないからいいのだが全部車は行ったあとだった! すぐにエンジンをかけて一番最後に退散しました。

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f:id:glamaje:20201009223130j:plain小豆島に降りてまず一番始めに向かったのはここ。しかし潮が満ちてきたためもう道は消えかかるころだった。

f:id:glamaje:20201009223343j:plainネコがいた!

f:id:glamaje:20201009223510j:plain白いポストとネコ。

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f:id:glamaje:20201009223613j:plain小豆島霊場第60番 江洞窟。弘法大師の地。

写真は取らなかったが洞窟の中がよかった。

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f:id:glamaje:20201009223908j:plain戸形公民館。元は小学校だったようだ。ウミガメ産卵の地として知られる。

f:id:glamaje:20201009224112j:plain重岩に続く階段だが、スクーターに問題発生。なんとメットインボックスが何度ボタンを押してもなかなか開かなくなってしまった。このままではすぐに完全に開かなくなり、そうなったら荷物が何も取り出せなくなり大変。そんなこともあって疲れてしまったので重岩に行くのはあきらめてしまった。さすがにこんなところでバイクの不具合が出なくてもと思ったが、旅の終盤でまだましだったのかもしれない。
仕方ないのでメットインの爪のところにタオルを置いて完全には閉まらないようにして走行した。

f:id:glamaje:20201009224805j:plain遠くから見える小豆島霊場第72番 奥の院 笠ケ滝。

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f:id:glamaje:20201009225021j:plain本殿は撮影禁止だった。

できれば小豆島を一周したいと思い、南の地蔵崎灯台の方に行く。途中釈迦ヶ鼻園地へ。

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f:id:glamaje:20201009225321j:plainまるで隠されたかのような海岸があった。

f:id:glamaje:20201010002942j:plain先ほどの浜が見える。

f:id:glamaje:20201009225437j:plainアート作品らしい「境界線の庭」

f:id:glamaje:20201009225558j:plain小豆島といえばここというような小豆島オリーブ公園

f:id:glamaje:20201009225645j:plainオリーブのソフトクリーム。

f:id:glamaje:20201009225741j:plain有名な風車の風景。箒を貸し出してくれるのでジャンプした瞬間を撮影しようとしている女子がたくさんいた。魔法使いキキチャレンジ!

f:id:glamaje:20201009230023j:plainマルキン醤油に寄りました。

さて小豆島はひしお丼というご当地グルメがありこれはぜひ食べたいと思ったが行こうとした店に行ってみたら臨時休業で、どうしようかと迷ったあげく「瀬戸よ志」に行くことにした。頼んだのはひしお丼と冷やしうどんのセット。これが絶品だった! 小豆島はソーメンも有名だというからソーメンとのセットでもよかったけど。

その後は二十四の瞳映画村へ。

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f:id:glamaje:20201009231427j:plain映画二十四の瞳で使われたセットを保存して公開している映画村。この時はまだ観ていなかったが家に帰ってから観てみたら本当に名作だった。もちろん1954年版の木下惠介監督、高峰秀子主演のもの。映画の序盤を彩る子供たちの唱歌は物語が進むにつれて徐々に軍歌へと変わっていってしまうのだ。終戦からわずか7年後に公開されたこの作には本物の感情がある。

f:id:glamaje:20201009232543j:plain映画を公開しているシアターがあるが、二時間超えの長尺映画のため観光客がここで観るのは厳しい。これはまだ最初の方のシーンだったんですね。

f:id:glamaje:20201009232824j:plainしょうゆソフト。醤油はフレーバー程度で、もっと醤油の味が強くてもいいかもしれない。

f:id:glamaje:20201009232935j:plain映画村近くにあるアート作品、愛のボラード。

f:id:glamaje:20201009233121j:plain小豆島北の大部からフェリーに乗ることにしていた。またまたガソリン残量を気にしながら山道を行く。フェリーの時間も少し迫っていたので途中寒霞渓によって写真を撮ってすぐに退散。

f:id:glamaje:20201009233537j:plain大部のフェリー乗り場。ここから岡山県の日生へ。

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f:id:glamaje:20201009233809j:plainさよなら小豆島。

f:id:glamaje:20201009233854j:plainなにかと思ったが鴻島の別荘群らしい。

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これは頭島大橋かな。

f:id:glamaje:20201009234426j:plain今度は遅れないようにちゃんとスタンバイしました。といっても高松~土庄間よりもだいぶ車は少ないため遅れることはないけど。メットインを閉めないようにしているためシートが少し浮いています。

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f:id:glamaje:20201009234729j:plain日生から姫路まで下道。その昔、神奈川から長崎まで自転車で行ったことがあったのだがその時に見かけたジョイフルはどこだったかと探していて、というのも随分土手の辺鄙なところに店舗を作るなあと印象に残っていたからなのだが、それはどうやらジョイフル 赤穂野中店だったらしい。前を通ってわかったがたぶんここだ。入ろうと思ったが時間があまりないため入らず。

あとは帰り。夜になって姫路に着く。姫路でこの旅最後のジョイフルに入って休憩。豆乳のちゃんぽんがおいしすぎた。姫路城前通る。山陽姫路東ICから高速へ。最初のサービスエリアで雑魚寝して就寝。

朝日が昇る前から走り出すがまた疲れたのでどこかのSAで寝る。北陸道ルートを通る。

f:id:glamaje:20201010000018j:plain福井の南条サービスエリアでソースかつ丼と越前そばのセット。もうあまり金を使いたくないが高速なんてただ走るだけで暇なんだからうまいものでも食べようと頼んだ。さすがに蕎麦は越前そばの里のほうがおいしいがこれもなかなか。

f:id:glamaje:20201010000508j:plain新潟に着き米山インターで降りる。有名なパン屋「パンといす」から日本海の夕日。

以上、反省点はあるが食べたものはどれもおいしく、行きたいところもそれなりに行ったので悪くない旅だった。

2020夏ツーリング 奈良・紀伊半島編

前回からの続き。安い宿を予約したので奈良まで行くことにした。多治見から名古屋を通っていくが中心部には行かず庄内川沿いの信号の少ない道を走る。国道23→25の名阪国道でここはいつもの道。またまたジョイフルの伊賀上野で休憩。ここは2回目かな。ジョイフルのモーニングはどの時間帯でも注文できるようになっている。エッグスラットカスピ海ヨーグルトのプレート、これがうますぎた。特にエッグスラットは絶品だ。

f:id:glamaje:20201006234803j:plainモーニングメニュー | ファミリーレストラン ジョイフル [Joyfull]

伊賀上野からは名阪国道を通らず国道163を通って生駒市へ。なぜ生駒市かというとアニメ映画『ペンギン・ハイウェイ』の聖地になっているからである。映画館で見たときは特に感激したわけではなかったがもう一度見てみてもいいかもしれない。今まで割と近くを通りながらも行っていなかったのでこの機会に寄ることにした。
ということで生駒のニュータウンへ。

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f:id:glamaje:20201006235752j:plain真弓配水場から雑木林を通り北五丁目バス回転広場へ。

f:id:glamaje:20201006235838j:plain近くにはけいはんな線停車場が見える。

f:id:glamaje:20201007000458j:plain大渕池方面へ行き松伯美術館を見学。

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f:id:glamaje:20201007000653j:plainペンギンハイウェイにもあった喫茶店の梨風庵。同じカットでは撮ってないが、ここが特に来たかった場所だ。店の入り口近くには森見登美彦氏のサインがあった。

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f:id:glamaje:20201007000944j:plain黒ごまアイスがおいしい。

f:id:glamaje:20201007001047j:plain緑が多く面白い店内だった。

さてこのあたりでもう一つ行きたかった場所、暗峠である。大阪側から通るのが定番となっているようなので県道8号からわざわざ大阪側に出た。奈良から大阪へ行ったら風景の変わりようにびっくり。道が狭くなかなかスムーズに進まない。通り道にある枚岡神社に寄る。
国道308の暗峠は確かに急坂すぎ、オートバイだからよいものの道も狭いため途中車が向かい合って立ち往生していた。

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f:id:glamaje:20201007002304j:plain奈良と大阪の境。

f:id:glamaje:20201007002349j:plain峠の茶屋 すえひろはお休みだった。

国道308は暗峠だけでなく、その後も住宅地のただ中を通る珍しい国道。それからも狭い山道を通り結構な酷道で、かなり珍しい感じの国道なんじゃないかと思った。

奈良県に戻り、割と最強の心霊スポットとして知られているという白高大神へ。

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f:id:glamaje:20201007003528j:plain特に嫌な感じはしなかったが、この鳥居先の区間で撮った写真のほぼすべてがブレていた。うーんブレないように気をつけてちゃんと構えて撮ったはずなのだが、本当にこの先16枚の写真すべてがブレてしまっていたのである。ブレなかったのは帰って来たときに撮った1枚だけ。やっぱなんかある?

心霊スポットの噂より知ってほしい、ある巫女の話「白高大神」【奈良】 | 日本珍スポット100景
なるほど興味深い。

この近くのもう一つの珍スポットである大和登美山鼻高 霊山寺に行ったが、時間がすぎていて入れなかったため今回はあきらめた。
奈良市外へ向かい宿へ。
次の日は何があるのかわからない謎地域とされる奈良の南、紀伊半島の中ほどの観光スポットに向かう。

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f:id:glamaje:20201007004931j:plain日本最長という谷瀬の吊り橋。

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f:id:glamaje:20201007005251j:plainここは来てみたかった場所。先にいた男女二人の方々がいかにもインスタインターネットっぽい変なポーズをしてセルフ写真を撮っていてむかつきました。

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f:id:glamaje:20201007005921j:plain民家には人が住んでいらっしゃった。

f:id:glamaje:20201007010248j:plain熊野本宮大社に向かう途中の十津川(熊野川)。水かさが少なく、広い風景が見えて感激した。

f:id:glamaje:20201007010734j:plain熊野本宮大社に寄ってから国道311方面へ向かい木津呂集落へ。ここも来たかった。正面の林の中が集落らしい。有名な写真は空撮かな。

木津呂集落 - Google 検索

f:id:glamaje:20201007011205j:plain中はこんな。

国道169を行き北山村へ。

f:id:glamaje:20201007011635j:plain北山村筏下り 〜600年の歴史をたどる激流の旅〜 | わかやま歴史物語
これもインターネットで出回っている画像。この中州に行ってみたかった。

f:id:glamaje:20201007011825j:plain高齢者生活福祉センターですね。

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f:id:glamaje:20201007012005j:plain川がきれい。

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f:id:glamaje:20201007012152j:plain少し戻って上瀞橋へ。

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f:id:glamaje:20201007012213j:plain心配性なのでサイドスタンドで立てたら下に落ちないだろうかとか、センタースタンドでも運が悪いとはまってしまうんじゃないだろうかと考えたのでシートに座ったまま撮影しました。

f:id:glamaje:20201007013021j:plain熊野市まで行き海岸に出て鬼ヶ城へとやって来た。時間がなかったので先までは歩かず途中で引き返しました。
宿の予約はまた奈良市なので、国道309→169で帰路に。途中少し渋滞にもはまり、着いたころには疲れ切りサイゼの駐車場でぐったりしていた。
webikeで購入したバイクでタブレットをマウントするためのRAMマウントをヤマトセンターに送っていたので取りに行く。閉店間際ぎりぎりの21時前に到着して受け取り。
次の日は和歌山方面へ。

f:id:glamaje:20201007013955j:plain途中の風景。戸津井鍾乳洞に寄ったあと道の駅 白崎海洋公園へ。

f:id:glamaje:20201007014324j:plainまずはご飯。これは絶対うまいだろと思ったわかめの天ぷらうどん。関西つゆでほんとにおいしかった。

f:id:glamaje:20201007014612j:plain岩が白い。

さてこの後も南方面へ向かったのだが、途中あまりの暑さでへばってしまいバイクを止めてしばし休憩後、あきらめて山道の国道を通って奈良へと帰りました。紀伊半島の大きさを甘く見ていたようです。ただ奈良の南部はだいたいどんなところか把握できたので収穫はありました。奈良南部には何があるのかというと、ほとんど山しかないというのがその答えですが……
和歌山を通ったのに能で有名な道成寺に行くのを忘れてしまった。まあこれは次の機会に。

淡路島編へと続きます。

2020年夏 国道(酷道)418号 徒歩苦行編

前回からの続き。

最凶酷道として名高い国道418のなかでも特に有名な廃道区間を含む、八百津町の丸山ダム付近から恵那市笠置ダム付近まで徒歩で渡り切ろうという計画である。廃道区間町道十日神楽線交差点と笠置ダム先の二か所にバリケードが設置されており(設置されたのはここ10年の間のことなのだが)、本格的なバリケードが設置される前はここを原付で走破した方々もいる(酷道で有名なよごれん氏のチーム)。だが現在は特に笠置ダム側のバリケードが強固なため、踏破は徒歩でないと厳しい。
国道418の詳細についてはネットで多くの記事が書かれているためそちらを読んでいただくこととして、ここでは写真中心にお送りすることにする。

可児市の快活で朝起きて外に出たら朝日がいい感じであった。国道248を快走、美濃太田セブンイレブンで麦茶と食料を買い、軽量化のために不要な荷物は全部スクーターのメットインボックスの中に入れた。他に持っていったものは地面に敷くシートで、これは休憩で寝るときに重要。

美濃太田駅の駐輪場に止め、高山本線の電車に乗る。この方面はICカードが使えないらしく切符を買った。二つ先の駅の中川辺駅で降りる。
ここで降りたのは八百津町コミュニティバスを待つため。乗るのは潮南・上飯田線で一番早いバスは7:44にやってくるはずだ。なかなか来ないなもしかして今日の運行はないのだろうかと待っていたら来た。バスに乗っていたのは自分ともう一人だけ。八百津町の市街まで去年もバイクで通った国道418を行く、ここは普通の道だ。

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f:id:glamaje:20200930054929j:plain八百津町ファミリーセンター前で少しの時間停車する。

その後コミュニティーバスは418を通らず木曽川の右岸の道を進む。コミュニティーバスのためバス停の位置がマップで得られなかったが、だいたいここらへんだろうと見当を付けていた小和沢口バス停で降りた。

f:id:glamaje:20200930055631j:plainここから出発。

f:id:glamaje:20200930061442p:plain今回の計画は八百津町側の丸山ダム付近から恵那側の笠置ダムまで国道418号線の廃道区間を徒歩で踏破すること。yahoo地図ではいまだに国道となっている。距離19.3km、時間4時間2分となっているが4時間で歩くことはまず無理だ。おそらく6時間~8時間、日没までに帰れればいいという算段だった。

f:id:glamaje:20200930062020j:plain出発。すでに日は暑く登り坂があり舗装路を歩いているだけですでに疲れる。丸山ダム付近は木曽川にごみが多かった。

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f:id:glamaje:20200930062330j:plainこの道を右に曲がります。

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f:id:glamaje:20200930062532j:plainすでに通行止めの看板が置かれていた。

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f:id:glamaje:20200930062738j:plain木曽川を見るとすでに秘境感。

f:id:glamaje:20200930062838j:plainめい想の森から降りてこれるらしい。

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f:id:glamaje:20200930062849j:plainここはまだ短いトンネル。

f:id:glamaje:20200930062955j:plain最近の毒物使用による殺人事件ってなんだよ(笑)

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f:id:glamaje:20200930063057j:plain遠くに見える丸山ダム

一台バイクが通っただけで、他に通る者はいない。そして歩いていくと、あの橋のところに出た!

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f:id:glamaje:20200930063318j:plain旅足川にかかる旅足橋。年季が入りすぎている。まるでファイナルファンタジー5のビッグブリッヂのような威容。旅足川の方を見ると秘境感がすごい。

f:id:glamaje:20200930165735j:plainこれは反対方向(西方面)のおにぎり、のはず。

そして歩いていくと……

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f:id:glamaje:20200930165746j:plainあの箇所に出た! 神々しさすら感じる……

f:id:glamaje:20200930165753j:plainせっかくなのでおにぎりの前でおにぎりを食べました。

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f:id:glamaje:20200930170300j:plain国道の存在を否定されている有名な看板。

f:id:glamaje:20200930170606j:plainいよいよここから廃道区間に突入。

f:id:glamaje:20200930170612j:plainまだ舗装されてますね。

f:id:glamaje:20200930170711j:plainまっすぐ行った道は河川に出ることができるらしく、私が通ったあとすぐに後ろから大きな車が三台くらいやって来た! どうやら木曽川をモーターボートで走るらしい。

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f:id:glamaje:20200930170911j:plain物置だろうか。

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f:id:glamaje:20200930170940j:plain道が荒れてきた…… 

f:id:glamaje:20200930171000j:plainこの秘境感。

f:id:glamaje:20200930171009j:plainそして、ついに……

f:id:glamaje:20200930171016j:plain二股トンネル(通称:朝鮮トンネル)登場。

ここは心霊スポットとして有名だったところだ。だが恐ろしいのは暗闇で、出口付近がカーブになっているため前方は真っ暗で明かり一つ見えず、完全な暗闇の広い空間がこんなにも恐ろしいものだとは思わなかった。後方には明かりが見えるので、なんども後ろを振り返りながら歩く。そうしないと怖くて進めなかったのだ。

f:id:glamaje:20200930171023j:plainやっと出口について安心。

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f:id:glamaje:20200930171053j:plain荒れまくってますね。

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f:id:glamaje:20200930171152j:plainなかなか辿り着かない。さすが疲れたのでシートを敷いてしばし横になった。
この日天気は曇りで歩くのにはちょうどよかったのだが、小雨が降って来ていた。

f:id:glamaje:20200930171159j:plainもはや元がまったくわからない看板。

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f:id:glamaje:20200930171220j:plainところどころ舗装路になっている。

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f:id:glamaje:20200930171251j:plainこんなふうに落石するのか。

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f:id:glamaje:20200930172737j:plain倒木でぐちゃぐちゃ

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f:id:glamaje:20200930172904j:plain何かの動物がいた! 鹿だろうか。後ろにももう一匹いる。

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f:id:glamaje:20200930173658j:plainついに五月橋が見えた!

f:id:glamaje:20200930195014j:plain 一年前のあの場所へとやって来た。道を塞いでいた倒木と落石はなかったから、撤去されたということになる。今もこの道を林業で使っているのだろうか。

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f:id:glamaje:20200930195214j:plainもちろん今回はバリケードを越え、酷道418の更なる奥地へと踏み込む。

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f:id:glamaje:20200930195453j:plain未知なる世界へ。

国道は真っ直ぐそのままだが、分かれ道から先ほど見えた五月橋方面へ行かなければならない。もはやこの時点で結構な疲れがあり歩く距離は最小限にしたかったが、五月橋を渡ったあと喫茶いさまつまで行って帰ってくることにした。

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f:id:glamaje:20200930195610j:plain五月橋へ下りるのはどの道から行けばいいのか迷ってしまった。ここの左の細い道を行くのが正解。

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f:id:glamaje:20200930195814j:plainこんな道バイクじゃ通れんよな……

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f:id:glamaje:20200930195930j:plainついに来た。

f:id:glamaje:20200930195926j:plainこんなふうに壁に打ち付けられている。

f:id:glamaje:20200930200106j:plain岐阜県秘境すぎる……そりゃ君の名はの舞台になるわな。

f:id:glamaje:20200930200209j:plain前に踏み出す。

f:id:glamaje:20200930200214j:plainこういう時は足元を撮るものだと思ってそうした。

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橋を渡り切った。

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f:id:glamaje:20200930200757j:plainここを原付は無理すぎる…… 

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f:id:glamaje:20200930220644j:plainもはや倒壊間近なんじゃないかという喫茶いさまつ。

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f:id:glamaje:20200930220731j:plain遠くに見える五月橋。

f:id:glamaje:20200930220851j:plain喫茶なので茶で一服して戻ることにした。

f:id:glamaje:20200930220924j:plainどうやって固定してるんだろうやっぱり凄い。

国道418に戻り、ペットボトルに水を汲むと疲れを取るためにまたしばし横になって眠り、それから進む。

f:id:glamaje:20201003184134j:plain対岸に砂浜が見える。

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f:id:glamaje:20201004225841j:plainここは以前ゲートが設置されていた橋だろう。

f:id:glamaje:20201004230042j:plain下方に沢が見える。川のそばまで行ってみようと思ったが、それなりに距離があるのであきらめた。

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f:id:glamaje:20201005211455j:plain水をくみ上げる装置がある。

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f:id:glamaje:20201005211539j:plain山であんまり見かけない植物。

f:id:glamaje:20201005211624j:plain有名な廃車スポットに来た。

f:id:glamaje:20201005211628j:plainカブではなくヤマハのメイトだった。

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f:id:glamaje:20201005211809j:plainもはやアートですね。

f:id:glamaje:20201005211902j:plain先ほどの川からホースが続いている。水を溜めておくのだろうか。

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f:id:glamaje:20201005212114j:plainどうやらボーリング調査をしているらしい。

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f:id:glamaje:20201005212301j:plainここにもバリケードが。どこに通じているのだろうか。

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f:id:glamaje:20201005212507j:plain木曽川国定公園であることを示す柱。

f:id:glamaje:20201005212813j:plainまっすぐな道がずっと続く。

f:id:glamaje:20201005212905j:plainここで大規模な土砂崩れに遭遇。

f:id:glamaje:20201005213001j:plainえぐれてますね。

f:id:glamaje:20201005213124j:plain原型のない標識。

f:id:glamaje:20201005213129j:plainガードレールと舗装路が見えてきた。終わりが近い感じ。

f:id:glamaje:20201005213249j:plainまた大胆な倒木。

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f:id:glamaje:20201005213351j:plainまたしてもがけ崩れ。近そうに見えるが川まではそれなりに高さがある。

f:id:glamaje:20201005213506j:plainついに前方に笠置ダムが見えた!

f:id:glamaje:20201005213601j:plainもはや当たり前のようにあるがけ崩れ。てんこ盛りすぎる。
こちら側から車は絶対に入って来れないので、ボーリング調査に車で向かっているとしたら十日神楽線交差点バリケード側から入っている? 確かに地面に轍があった。

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f:id:glamaje:20201005213734j:plain振り返って撮影。雨が強く降ってきた。

f:id:glamaje:20201005213825j:plainもうそろそろ終わりかな、と思って歩き続けたら終わりました。

f:id:glamaje:20201005213923j:plain笠置ダムバリケード裏側。

f:id:glamaje:20201005214010j:plain上の部分にもわざわざバリケードを作っているあたり手強い。

f:id:glamaje:20201005214218j:plainワープしました。

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f:id:glamaje:20201005214616j:plain何の廃墟だろう。

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f:id:glamaje:20201005214810j:plainさすがに駅まで歩くのはきついので、笠置ダムからタクシーを呼ぶことに決めていた。携帯から迎車を頼んで屋根の下に座って待った。
小和沢口バス停を降りて歩き始めたのがたしか8:30くらいでタクシーを呼んだ時間が15:38になっているから約7時間かかったことになる。
酷道418は2020年現在荒れるに荒れ、特にバリケード区間は到底"走破"できる状態ではなかった、ということがお分かり頂けたと思う。とにかくこれでミッション達成。

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f:id:glamaje:20201005215028j:plain武並駅に着く。世間知らずのためタクシーをほとんど使ったことがなくどれくらいの料金なのかを知らず、なぜか割増料金でどんどん上がっていくメーターを見ながら心の中で悲鳴を上げていた。思わずここで降ろしてくださいと言おうかと思った。キャッシュで払う気がせずカードで払いました。結局これから帰りの電車代と合わせてこの苦行をするために5000円以上かかったことになる。金を払ってまでこのようなことをすることが本当の苦行である。

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f:id:glamaje:20201005215205j:plain多治見で中央本線から太田線に乗り換え、美濃太田駅に帰って来た。

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f:id:glamaje:20201006183234j:plain終わった。ぐるっと一周してきたことになる。

リフレッシュのためにスーパー銭湯に行くことにし、その前にすき家可児下恵土店へ。カレーがやけにうまかった。

可児市の天然温泉 三峰へ。夕暮れどきの道が美しい。

多治見まで行き就寝。奈良編へ続く。