真人間を目指すためのログ

その日したこと、観たもの、読んだもの等の記録

2020年夏ツーリング 序盤

今年の夏のツーリングは当初気乗りがしなかったがオートバイの整備が終わったら行きたくなったため出かけることにした。

目が冴えてしまったのかあまり眠れなく、午前三時くらいに目が覚める。眠れないのでもう出発しようと決意。この時間ならETC深夜割引が効くので高速を使うことに。

f:id:glamaje:20200930164003j:plain米山SAから

いつもどおり糸魚川で降りる。何度も通っている親不知だが親不知観光ホテルの近くにある無料駐車場から海岸の方に下りることができるので、今回はそちらに行ってみた。

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f:id:glamaje:20200930164252j:plain古くからの難所のはずだ。海岸はまず通れない。

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f:id:glamaje:20200928231517j:plain親不知レンガトンネル。線路が通っていたなんて。中には入らなかった。

f:id:glamaje:20200928231652j:plain反対側は埋まっていた。

それからはいつもの富山。もはやルートがマンネリ化してきているがいつもの海岸沿いの道を適当に走る。途中で入善町の杉沢の沢スギ・沢スギ自然館に寄るが開館前でまだ入れない。だが園内を歩くのは自由だ。

f:id:glamaje:20200928231952j:plainここは魚津埋没林博物館で見た埋没林があったころの面影が残っているらしい。

さてナビ用のスマートフォンは以前まで使っていたXperia Z Ultra SOL24を破壊してしまったので、MediaPad T2 7.0 Proを買った。それはいいもののバイクへのマウント方法が問題で、7インチとでかいため適合する商品がなかなかない。結局amazonの安物を買ったがこれがオートバイには到底使えない代物で、360°回転ができず。また取付部分がゆるく走行中タブレットを落としてしまいそうなのですぐに取り外すことにした。

ガスト滑川店で休憩。朝早かったせいで疲れ気味で、やはりこれからの旅程があまりやる気がしなくなり、もうすぐに帰ってしまおうかと思った。疲れを取るために公園で寝ることにしてガストを出る。
某公園に行きあずまやの日陰で横になって寝る。とても暑いが一応は仮眠が取れた。それなりに体力が回復したのでやはり進むことを決意。

富山市の市立図書館と富山市ガラス美術館へ。図書館と同じ建物内にあるが、ガラス美術館は隈研吾氏の設計らしい。少し変わった図書館ということで来てみたが図書館としては落ち着かないんじゃないかなあという場所。これは新潟市の図書館の方がオーソドックスでいいな(お国自慢)。ガラス美術館を見物。
昼食はまた富山ブラックラーメンでも食べようかと思ったが、そこまでの気分ではなかったのでコンビニで済ませた。その後は富山市科学博物館へ。入館料はプラネタリウム込みで530円と安い。

f:id:glamaje:20200928233903j:plain水の上に手をかざすことで音が出る楽器。面白い。

f:id:glamaje:20200928235348j:plain全天周プラネタリウム番組【星の旅 -世界編-】|KAGAYAスタジオ

プラネタリウムは感激した! 番組は「星の旅 -世界編-」。私は本当に感動して泣いていたのである。天球のドームを右から左へと航行する船は、まるで宇宙を旅するギリシア神話のアルゴー船のようであった。とにかく映像が素晴らしく、プラネタリウムというものは映像作品・映像芸術なのだということにその時まで思い至らなかったのである。音楽もいい。KAGAYAスタジオ監修・制作で、KAGAYA氏の名前は知らなかったがこれは他の作品も観なければと思った。

プラネタリウムが終わって外を見るととんでもねー雨。どしゃ降りだった。もう17時近くで閉館時間が迫っているためここで雨が止むのを待つこともできない。しかたないのでファミレスのジョイフルに避難することにし、屋根のある場所で服を上に着こむため駐車場まで走りマジェに乗って博物館の前まで移動させてもらう。ジョイフルに着いた時にはもう小雨になっていたが……その日は富山市からは出ないのでジョイフルで居座る。頼んだのはまたまたネギトロ丼のご飯大盛りで、本当にこればかりよく食べている。次の日の計画を建て、『君の名は。』の聖地とされる飛騨古川にはまだ行っていなかったのでその方に足を延ばすことにした。

朝まだ暗いころにアプレシオを出ると雨だった。しまったと思ったが、すき家で雨宿りをすることにする。雨雲レーダーを見ると南方面はやばそうだったが晴れるのを待たずに突入することに。国道41を行きまだ最初は小雨で、ビッグスクーターはカウルとスクリーンのおかげでこれくらいならほとんど濡れないし最高やなと思っていたら、だんだん強くその後めちゃくちゃに降って来た。視界が悪いし山道は濡れて怖く、進行してしまったことを後悔しながら本当に決死の思いで進んだ。

f:id:glamaje:20200929001206j:plainずぶ濡れである。
もうさすがに進めないと思ったところ、廃アパートのようなところの下で雨宿りができたので休憩させてもらうことにした。

f:id:glamaje:20200929001746j:plain雨が止んできたので飛騨古川駅まで移動。

f:id:glamaje:20200929154148j:plain着いたときはほっとしました。

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f:id:glamaje:20200929002356j:plain君の名は。であったカットに近いところ

f:id:glamaje:20200929002444j:plain高架へ。ここが有名ですね。だいぶ曇っているが

f:id:glamaje:20200929002620j:plainその後は図書館が開館するまで駅前の喫茶店つくしで休むことに。オートバイを止めようとしたら中から年配の人が出てきて、隣の駐車場に止めていいと教えてくれた。どうやらこの店の人ではなく客の人だったようだが、よそ者にでも気さくに接してもらえた。その後地元の人が何人もやってきて交流の場所となっている喫茶店らしく、みなマスクなしで普通に会話している。新型コロナのご時世ではあるがこういった風景があったほうがいいよなと感じた次第。

図書館にオートバイを止め濡れた服をシートの上に置いて乾かすことにした。古川を散策。

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f:id:glamaje:20200929003929j:plain飛騨古川は昔家族で来たことがあって、確かに水路は記憶がある。

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f:id:glamaje:20200929003953j:plain味処古川。開店前なので店にはまだ入れない。

f:id:glamaje:20200929004037j:plain綺麗な郵政カブ。

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f:id:glamaje:20200929004225j:plainなぜラピュタが……

f:id:glamaje:20200929004332j:plain晴れたため帰ってきたら服は乾いていた。市街を離れて気多若宮神社。その後は宇津江四十八滝に向かったがその名の通り48つも滝があることに思い至らず散策は時間がかかってしまうので駐車場から先には行かなかった。
高山方面へ向けて出発。

f:id:glamaje:20200929004737j:plain高山ラーメンの甚五郎らーめん本店。結構な行列ができていてそれなりに待つことに。ご飯は無料でつくけど味はそれなりにまあまあ及第点かな。前に食べたところのほうがおいしい。
飛騨清見ICの近くに飛騨プラネタリウムという施設があり、KAGAYA氏の作品を上映しているらしいので時間を合わせてそこに行くことにしていた。高山は結構来ているので特に寄るところもなく、飛騨民俗村まで行ってみたが入館料がかかるため入らなかった。国道158号線沿いにある、以前高山に来たときに見学に寄った崇教真光 世界総本山は第二神殿を建設中と聞いたが、前を通ったらけっこう建物が建っていたのでもう完成したのだろうか。ドラクエ5の大神殿みたい。
高山に来るといつも寄っているジョイフル飛騨高山店で休憩。この店はこれで三度目かな。久しぶりに親戚の家に入ったような感じである。

f:id:glamaje:20200929154034j:plain飛騨プラネタリウムKAGAYA氏の全作品を現在でも上映しているらしい。午後からのプログラムはプラネタリウムとしては異例のヒットとなったという「銀河鉄道の夜」。館内には他にも人がいたが観たのは私だけで貸し切り状態であった。さて宮澤賢治銀河鉄道の夜というと真っ暗な宇宙空間を鉄道が走っているようにイメージしてしまうかもしれないが、それはおそらく銀河鉄道999からのもので、このプラネタリウムでは色彩が豊かで本当はこちらのほうが宮澤賢治がイメージしたものに近いのではないか。KAGAYA氏の他の作品も各地のプラネタリウム施設で上映して欲しいが……(水樹奈々ナレーションの作品とかある。)

なんと国道41号通行止めの代替路として、美濃加茂IC~飛騨清見IC、郡上八幡IC~飛騨清見ICの間でこのICを入口および出口とする利用のみ高速道路が無料だという(現在は解除)。これは使わない手はないということで飛騨清見ICから高速で美濃加茂まで行くことにした。
だが途中でガソリンが足りるか心配になってしまい、不安になったので周りの迷惑を顧みず90km/h走行、更に途中から80km/h走行を敢行した。結果それなりに燃料余裕で美濃加茂ICに着いた。私に合わせてゆっくりと走らされた方々は申し訳ない。(片側二車線だから気にすることもないのだが)

美濃加茂ICからまっすぐGoogleMapで表示されている「学びの道」という道路を通る。なぜ学びの道なんだ? 全然情報がない……
2019年の夏に古井の天狗山に行くときに通ったが、なぜかここらへんの風景が好きなのよね。割と普通の田舎の風景なんだけど。その後ふらふらとポタリングをしていたら美濃加茂のジョイフルがあったのでまたまた入りました。

さて次の日は昨年同様に八百津町に赴き、酷道418の不通区間を歩き切るという苦行を遂行するつもりであった。そのためにはオートバイをどこかの駅に止めておかねばならず、どこにしようかと色々調べていたのだが、美濃太田駅にバイク駐輪場があるという情報を得た。ほとんど情報らしい情報はなかったんだけど、ためしに行ってみたら自転車駐輪場とは別に北口の交番近くにバイク駐輪場があった! 美濃太田駅なら近いしベスト、ここを拠点にした。

苦行編へ続く……