映画『鑑定士と顔のない依頼人』はいまたしても倍速で観ました。今回はなんと3倍速です！非常に効率よく観れてはかどりました（反省の色なし）。しかしまあ仕方ない、これ途中まではあんまり面白くなくて、まあ倍速でいいだろと思ったんですが、やってくれたなあこれは。骨董ミステリかと思ったら違ったよ。いやはや最後まで観てよかった。
最近は映画ばかりだ。というのは曲がりなりにも小説の文章など書いていると、当然文字と文章と格闘することになるので、他の本などはもう読みたくなくなって文字を見るとちょっとオエッと吐き気がする場合があるんだよね。だけど映像なら摂取できるしちょっとした気分転換にもなるわけだ。まあそれでも倍速再生はどうなのという意見もあるかもしれないが今は大コンテンツ時代なのである。いくつもの配信サイトが登場しいくらでも家で映像が見られる時代に突入したわけで、こんな世界で渡り合っていくには倍速でコンテンツをどんどん捌いていくしかないっていうことなのね。いや別に映画なんて好きなのだけ観ればいいだろというのはごもっともなんでんすが、今回見たこの鑑定士のように最後まで見ないとわからんということがある。それに私が楽しみのために映画を観ているのかといったらちょっと違って、おじいさんが山に柴刈り（芝刈りではなく枝集め）に行くように創作のためのネタを拾い集めなければならないからなんである。それを効率よく行うために倍速で観ることがあるということなのだった。いや面白い映画なら普通に等速で観たいですが……まあいいや、もうやめたいですねこんな世界は。
